8.生活本位のプラン
家族が集まる家の中心として、キッチンの役割は増し続けています。暮らしの場として、また食事の場として明るく十分な広さをもつキッチンと、食事も仕事もできる大きなテーブルがあれば、家族がバラバラになることはないでしょう。
また、家の中がモノだらけにならないよう、十分な量の収納を用意することや、使いやすく手入れのしやすい浴室まわりの空間など、生活に根ざした合理的な住空間を提案します。
キッチンは家の中心
 キッチンは今や家の中心です。人をもてなしたり、家族が集まったり、会話を楽しんだりする中心的な場となっています。
仲間や家庭と楽しむ食事には、単に食物を取るという生きる上での基本的要求を満たすだけではなく、幸福で健康であるという感覚を味あわせてくれる力があります。そのためにはキッチンとリビングスペースとのつながりを深め、明るく居心地の良い空間にする必要があります。
また、外の景色を眺めながら食事できたり、時には屋外で食事をとることも楽しいものです。
キッチンの機能としては、ほとんど動かずに何にでもすぐ手が届くつくりや家族と一緒に作業できる広めのスペースなど、求める目的は人によってさまざまですが、作業から作業へと合理的な流れに沿ってスムーズに能率よく仕事をこなせるためのプランニングは共通のものです。
明るく快適な浴室空間
 現代の浴室空間はリラクゼーションのための重要な部屋のひとつです。
かつては暗くじめじめしたイメージの場所でしたが、現在は明るく風通しよく、手入れのしやすい浴室空間が求められます。
収納
家の中がモノだらけにならないように、収納は効率が良く見た目も建物と調和する造りつけのものを中心に、十分な量を用意します。
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