WINDOW HOUSE

多窓の家

西東京の閑静な住宅街の中、大小さまざまなたくさんの窓を持つ家。 
景色を切り取る窓、通り抜ける窓、つなげる窓、飾る窓、光る窓、座る窓等、様々な機能の窓があります。 
日中は高窓から木漏れ日やスポットライトのような光が降り注ぎ、夜間は室内の窓から隣の部屋の光が間接照明のように漏れ、ぼんやりと明るくなります。 
四周は住宅に囲まれた立地のため、プライバシーを守りつつ、光や風を取り込むため、小さな窓がたくさん設けられた家としました。 
プランは将来2つに仕切れる部屋も含め5つの小部屋を持ち、就寝・仕事・勉強・趣味・来客等、家族のそれぞれが好きな場所を見つけて活動できます。
また、ライフスタイルの変化に合わせて、部屋の役割を自由に入れ替えて使える計画としました。 
 
 
外観は白とダークグレーの2つのボリュームがかみ合います。
 
 
玄関扉は北欧の高断熱木製ドア。
 
 
天井の高い2Fリビングダイニング。高い位置の窓から自然光が差し込みます。
奥には多目的に使える小部屋。

 

 
 
景色を切り取る額縁が、各部屋にいくつもかかっているようにも感じられます。
 
  
通常の窓に加え、ロフトへの窓、出窓ベンチ、飾り窓、ニッチもあります。
 
 
室内の窓の向こうにはキッチン、ハシゴの上にロフトが見えます。
 
 
 
キッチンからも窓越しにリビング・ダイニングがよく見えます。
 
 
キッチンは引き戸で壁面全体を大容量収納として、家電等雑多な物も隠せるようにしました。
多少散らかっていてもダイニングから気にならないが、キッチン内からはリビングまで良く見通せる、機能的なセミクローズドキッチンです。
 
 
キッチン脇には2F洗面。
 
 
LDK隣の小部屋は低い勾配天井で見晴台のよう。
 
 
ロフトからは周囲の街並みが望めます。
 
 
オレンジ色の小部屋は、籠れる仕事室。
 
 
ブルーの壁の階段は青い反射光に満たされます。

 

 
1Fには将来2つに分けられる子供室と寝室。
引き戸を開け放てば 、廊下も含めてひとつながりの大きな部屋のように広々と使えます。
 
 
廊下には洗面とクローゼットも併設されて機能的です。
 
 
 
照明はスポットライトと間接照明を多用して、必要な部分だけを明るくする
光と影のある計画としました。
 
 
天井には照明をつけず、天井を照らして間接照明としました
 
 
 
 
 
 
 
1F・2Fの廊下には洗面を設けました。
 
 
脱衣室は室内干しもできるランドリールームと兼ねました。
 
 
 
将来2つにも分割できる子供部屋

 

 
リビングの光を絞ると、隣の部屋からの光が窓から漏れて間接照明のように光ります。
 
 

 

窓ごとにほんのり異なる色彩の光で部屋全体が幻想的に。
 
 
 
ダウンライトも光源が直接目に入らず必要な部分だけを明るくするように、全てピンスポットとしました。
 
 
寝室も間接照明と調光スイッチでやわらかな照明計画としました。
 
 
 
所在地:東京都
構造規模:木造 地上 2
竣工: 2023
施工:株式会社クレアホーム